Fashion OSHIモノ名鑑

シンプル服に洒落たノイズを。THE SHISHIKUIのひとクセ眼鏡 by 鈴木亜矢子【洒落顔アイウェア】

思わず誰かに”推し”たくなるアイテムを、ファッション賢者と編集部員が厳選する「OSHIモノ名鑑」。実際に使って良かったモノ、今狙っているモノ、ずっと愛用しているモノなどを紹介します。

今週から全4回でお届けするのは「洒落顔アイウェア」。着こなしがワンパターンになりがちな夏こそ、アイウェアの出番。いつもの装いに一点投入するだけで、印象ががらりと変わり、日差しまで遮ってくれる——そんなアイウェアの選び方や楽しみ方を紐解きます。

トップバッターは、編集部の鈴木。選んだのは、レトロなムードが漂う一本。その魅力とは?

「私にとってアイウェアは、着こなしの空気を変える飛び道具。”実”の面ももちろんありますが、コーディネートに物足りなさを感じたとき、ひとつ足すだけで、ぐっと奥行きが生まれるんです。視線が集まる顔まわりにあるからこそ、その効き目は絶大。

最近のお気に入りは、【THE SHISHIKUI】の「D bar BRIDGE」。どこか懐かしくて、少しおじさんっぽくもある(!?) ダブルブリッジのデザインです。 このちょっぴり“ぶすかわいい”佇まいに、すっかり心を掴まれてしまいました。

この日は、すっきりとしたIラインのワンピースと。このコンサバティブなムードは、そのままでも成立するし、それも好きなのですが、そこに真逆のスパイスをひとさじ足すと、予定調和がくずれ、着こなしの洒落度が一気に増すのです。甘い服に辛口の小物を合わせるように、端正な装いに、あえて少し野暮ったさのあるめがねをぶつける、そんな感覚です。

フレームがクリアグレーなので、存在感のあるフォルムのわりに、黒縁やベッコウほど強くなり過ぎないところも絶妙。UVカットやブルーライトカットの効果もしっかりあり、アイウェアと言えば……の、福井県鯖江市にて、熟練の職人が一本一本丁寧に手作業で仕上げているそう。シンプルになりがちな夏の装いはもちろん、ジャケットやシャツなど、きちんと感のある服を少しくずしたいときにもおすすめ。

“似合う”や“顔映りがいい”だけを基準にせず、少し違和感があるくらいの一本を選んでみる──それだけで、見慣れた服も、いつもの自分も、ちょっと新しく見えてくる気がします」

Profile

Profile Image

AMARC編集部 鈴木亜矢子

エディター/ライター。大学卒業後、10年間のOL生活を経て、エディターでありスタイリストである大草直子の事務所に入社。現在は、WEBマガジンの連載やアパレルブランドのコンテンツ製作など、 撮影、取材、執筆の日々。講談社のWEBマガジン『mi-mollet』では、身長152cmならではの私服コーディネート が人気。

@ayaco_suzu