Life style 私と人生、「5つのマイルストーン」

〈安藤優子×木佐彩子〉「あなたはいないも同然」──16歳の留学、ポーランドでの敗北感。報道40年をつくった3つの転機

milestone #03
ショートヘアとパンツスーツに
込めたプライド

安藤「当初は、原色のスーツを着ていたりもしました」

木佐「安藤さんにも、そんな時代があったんですか!?」

安藤「ボディコン全盛期でしたからね。でも、番組関係者や観ている人たちはよろこんでくださっていたみたい」

報道番組にふさわしい服を模索している頃の安藤さん。どんな服を着ても、「チャラチャラするな」と言われる時代があった。

安藤「報道の現場では、何を着るかよりも、何を取材してどう伝えるかが重要。当時、男性の報道記者は“ねずみ色”のスーツを着ていて、服装には無頓着だったし、誰もその格好について何も言わなかったんですね。私も自分のファッションではなく、何を伝えるかを聞いてほしいという思いが強まっていったから、白いシャツ、黒や紺のジャケット、取材でも動きやすいストレッチの効いた黒いパンツなど、どんどんシンプルなものを選ぶようになり、“小さいおじさん”と言われたことも」

木佐「ショートヘアにしたのもその頃からですか?」

安藤「そう。髪があると、それ自体が余計な情報になるから切っちゃった。取材で忙しすぎて、さっとシャワーを浴びて出るような毎日でしたし、紛争地域では髪を洗えないことも。ショートヘアを選んだのは、必然でもありましたね」

視聴者から届いた、報道番組での安藤さんの装いを描いた水彩画ブックレット。今も大切に手元に置いている。

安藤「寒くてもコートを着ない、手袋をつけないで中継するべき、という考え方がわからない。私はそういうものを身に着けていても、充分現場でのTPOをわきまえているつもりです。着用していることによって、私が伝えようとしていることの誠意をはかられたらとんでもない! と思いました。」

1987年12月、アメリカ・ワシントンD.C.で開かれた、レーガン米大統領とゴルバチョフ・ソ連共産党書記長による首脳会談を現地取材。極寒のなか、黒い革手袋を着けたままレポートを行った。

後編では、人生を豊かにしてくれた愛犬との出会いやトレーニングを始めた理由など、今の安藤さんをつくる日々と、そのしなやかな生き方に迫ります。7月30日(木)公開予定。お楽しみに。

BEHIND THE LOOKS

YUKO ANDO

ジャケット ¥26,400 トップス ¥9,900 スカート ¥12,100 /すべてソージュ ピアス・時計・リング/安藤さん私物 パンプス/スタイリスト私物

スカートは、ジャケットと共地の膝丈デザインもありましたが、今回は、あえてロング丈をセレクト。その方がフォーマルになりすぎず、肩の力が抜けた雰囲気になると思って。もともとIラインのシルエットが好きなので、そのバランスもしっくりきました。

実は、『SOÉJU(ソージュ)』のお洋服は普段から愛用しています。シルエットが本当にきれいですし、素材にも上質感があります。シワになりにくく、きちんと見えるのに気負わずに着られる。そんな自然体でいられるところが好きなんです」

AYAKO KISA

ブラウス ¥12,100 パンツ ¥18,700 ネックレス ¥6,600 /すべてソージュ ピアス/木佐さん私物 サンダル/スタイリスト私物

AYAKO KISA’S COMMENT
「初めて『SOÉJU(ソージュ)』の服を着させていただいたのですが、すごくいいですね! 生地がしなやかで、上品な質感。とても着やすいです。ブラウスは、肩から二の腕にかかる袖のラインが絶妙。気になる部分をさりげなく隠しながら、腕をすっきり見せてくれるのが嬉しいですね。

アナウンサーは仕事柄、立っていることも、座っていることもありますが、シワになりにくいので、そのどちらも美しく見せてくれます。特にパンツは、ストンとした落ち感があり、はくだけで着こなしがキリッと引き締まります。ウエストの後ろがゴムなので、長時間座っていても楽ですし、フロントのインベルトが太めなのでお腹周りもすっきり見えます。

やわらかなピンクベージュもきれい。肌なじみがよく、顔まわりに明るさと血色感を添えてくれるところも気に入りました!」