
ヴァンテーヌ編集部にいたときに、まだ新人だった私に届いた、1通の封筒。郵便係だった私は、編集部御中と届く郵便物の中味を確認するのが、仕事でした。
そこで出会ったのが、当時恵比寿にあった、ラ・フォンタナ・マジョーレからの手紙。美しい字で、「本当のイタリアのおしゃれを伝えるため、MADE IN ITALYにこだわり服を作っています」実際の商品の写真と共に、「一度お立ち寄りください」、と添えてありました。
こういった内容のリリースや手紙はたくさん頂くのですが、なかなか時間がなくて、伺えずじまい。ただ、写真にあった、キャラメル色のナッパのジャケットやトープ色のカシミヤニットに強く惹かれ、アポイントを取ったのが、私とラ・フォンタナ・マジョーレとの出会いです。
代表のお2人には、私の2回の結婚式に来て頂いたり、イタリアを旅したり。公私共に仲良くさせて頂いていましたが、最近のバタバタで、
少しご無沙汰してしまっていて。
久しぶりに、このAMARC用にリースで伺い、またまた進化したイタリアのスタイルを見せて頂きました。
あまりに素敵で手に取ったのが、このサフラン色のサファリジャケット。なんという美しい色。湿度の高い甘さはないのに、うんと華やか。その日着ていたソニア リキエルのニットスカートにもぴったり。もう少し日焼けが進んだら、白のタンクトップ、色落ちしたデニムに、さっと羽織ろうと思っています。
物作りの確かさは変わらないのに、間違いなく進化して、進歩している。私も、そんな仕事がしたいな、と思わせてくれた、新しいジャケットとの出会いでした。


STYLING ITEM
ジャケット/ラ・フォンタナ・マジョーレ
Tシャツ/マジェスティック
スカート、バッグ/ソニア リキエル
ミュール/プロエンザスクーラー
【お知らせ】
ご好評いただいている、クリスウェブ佳子さんと大草の声での対談。AMARC RADIO STATIONの後半が昨日公開になりましたので、ぜひチェックしてください♡
また、ファッション特集の第二弾も本日公開です。大草が「BEAUTY & YOUTH」で気になったアイテムを軸に2LOOKご紹介しています。