大好きなホテル、パレスホテルの6階に位置する「エステール BYアラン・デュカス」。ランチは何度かお邪魔したことがあったのですが、ディナーは今回初めて。友人のhideyaに誘ってもらい、PRの方々と、ご一緒させて頂きました。

「フレンチが苦手」と様々なところで公言してきましたが、エステールのお料理は、フレンチとかイタリアンとか、そういったカテゴリーを超越した、素晴らしいお料理でした。シェフは、アラン・デュカス氏の元で修業し、彼の右腕となり、そして、「ベージュ アラン デュカス東京」の総料理長に就任した後、このエステールを任された小島景氏。ご自身が育った鎌倉の野菜を毎朝仕入れ、ご自身で運び込む、という氏。ご挨拶させて頂きましたが、「海の香りがしますね」と私の勘は大当たり！　サーファーでいらした！　やっぱり。これだけの繊細な、けれど決して独りよがりでないフレンチは、自然と共存したことがない人には、決して出せないんじゃないかな、と素人ながら思ったのです。食材を大切にし、基本に忠実だからこそ――の、軽やかで滋味深いフレンチ。いやああ、すごかった。

私、コースだと最後のほうは「少な目にお願いします」とお伝えするのですが、完食。あ、コースと言いましたが、組み合わせて自分のオリジナルコースにコーディネートできるのが、また素敵。お食事もペアリングのワインも、そしてデザートにお喋りと。楽しくておいしくて、メニューの詳細は覚えていません(笑)。

hideyaが撮ってくれた写真で、ぜひ想像してみてください。そんなにしょっちゅうは行けませんが、絶対また近々伺いたい。そうそう、和田倉門を見渡せる大きな窓から見る景色は、最も好きな風景の1つです。夕景が楽しめる、18時頃、早めのスタートがオススメです。