Blog 大草直子の毎日AMARC

「レタッチなし」の写真で、
自分のエイジングを考える

大草さんのクローズアップの写真ばかりで失礼します(笑)。この中の1枚は、インスタのアイコンにも使用させて頂いているのですが、マガジンハウス『クロワッサン』の、ジュエリー特集のページで撮って頂いたものです。カメラマンは、宮濱祐美子さん。誌面を見た時に、「ああ、この写真、温かくて嘘がなくて好きだな」と思ったのですが。その後、別の撮影で彼女にお会いした時に「とても好きな写真でした」とお伝えしました。

「エイジングが自然に出ていて。自分的には、良い意味で生っぽくて、心に残るページでした」そうすると、宮濱さんはこう言ったのです。「大草さん、あの写真、一切レタッチ(修正)していません。校了の際にも、(私から)レタッチのリクエストがなかったことに、とても驚きました。とても良いですよね」私が編集者になった30年前は、デジタルカメラで撮ったデータではなく、紙焼きの写真を誌面に使っていたので、例えば、モデルのシワや服についたヨゴレなどは、よほどのことでないとレタッチ(ものすごく高かったので)できませんでしたが、今はよほど楽で、毛穴やあごのたるみ、シワやシミ、身体のラインのもたつきなんかも、すべてきれいに「なかったことにしてくれる」。私はプロのモデルではないので、そこにものすごく助けられているわけですが、時に、「私ではないな」とか「10年前の自分かな」と思うことも……。

今回の写真たちには、その違和感はなく、首の横のシワや縦の細かいシワ。くちびるの横のくぼみ。目尻のシワや、肌のざらつきや赤みまで、「ちゃんと残っている」。きちんと年を取っていて、きちんと私なんですよね。やっぱり、あまりにレタッチすると、その人の体温やらしさがどんどんなくなり、AIで作った写真みたいになってくる。もちろん、好き嫌いはあるのでしょうが、この写真たち、私はとても好きです。インスタのアイコンを替えたら、たくさんの友人やユーザーさんから連絡をもらいましたよ。「素敵です」と。嬉しいなあ。完璧なライティングはあったものの、53歳のリアルな私を、きちんと確認できました♡ 

話は変わりますが、先日、亜希さんとごはんを食べていて、「お互い年取ったね」「でも、私たちはこれからも日焼けして、たくさん笑いジワ作っていくんだろうね」と笑い合いました。

40代後半、閉経数年前は、一気に「老化」が進みます。そこで、みんな様々な方向に進みます。とにかく「老いを消し去りたい」「これが自然だから、もうどうでも良い」など。私は、全力で抗いたくないし、諦めるのも嫌。できることは無理なく楽しみながら続けて、変わっていく自分を楽しみに見ていたいな、と思っています。

だから、様々なことやっていますよ(笑)。痛いのは基本嫌だし、ダウンタイムも無理。そんな私が重ねたサロンリストに関しては、またいつかお知らせします!