Blog 大草直子の毎日AMARC

風間ゆみえさん、佐々木敬子さん、白幡啓さん。望月律子さん、竹村はまこさん、仙波レナさんも、みんな一線で活躍するスタイリスト。同世代です。辻直子さんも。もちろん他にも大勢いらっしゃいますが、雑誌が元気だった頃に社会に出た私たちは、まだまだ新創刊の雑誌もあったし、広告のお仕事もたくさんあった。本当に、多くのスタイリストたちが、ファッションというより、時代の流れを引っ張ってきたんだな、と思います。そうそう、少し上には、中山まり子さん、樋田直子さん、さらに先輩だとえなみ眞理子さんもいらして、彼女たちは、海外でのCM撮影や、映画ばりの大きな予算の広告など、また違った世界をご覧になっていたんですよね。
私自身、スタイリストと呼んでいただいていますが、実は、自分から「スタイリストです」と言ったわけではなく、企画からスタイリング、原稿までやり続けていたら、「スタイリスト」と呼んでいただくことが多くなった、というのが実のところです。とにかく雑誌が好きで、幼い頃から読み続け、そして、出版社に入社し、編集者からキャリアをスタートした私は、実はレアなケースなんですよね。けれど、舞台女優を目指していたゆみえさんや、今はブランドもお持ちの佐々木敬子さん、サロンを運営する望月律子さんなど、「スタイリスト」への入り方も、その後の発展の仕方も、実に様々で、「うわあ、素敵だな」と、その生き方さえも、今は見ています。


2000年代は、「えびもえブーム」や「あゆ現象」など、雑誌が作り出したムーブメントも多くあり、それに大きく関わっていたのもスタイリストだったんですよね。仕事で作るコーディネートが、ベーシックの域を出ない私にとっては、同業でありながら、彼女たちは、ずっと憧れの存在だったんです。こんなに繊細で細やかで、大胆で、丁寧なスタイリングを組む日本のスタイリストは、世界にも絶対、匹敵するんです! と、熱く語りましたが、佐々木敬子さんがやられている「MYLAN」のポップアップにお邪魔して、そんなことを改めて考えたのでした。あ、ちなみにこのポップアップ、8月12日まで、東京ミッドタウン1階にて開催されています。