ATON、マディソンブルー。 「好きなブランド」と聞かれたら

取材だけでなくプライベートでも、よく聞かれます。「好きなブランドは？」　答えに困ってしまうのがいつもの私。 例えば永遠の憧れ、エルメスは、そのあり方や職人を大事にする姿勢とか、誰にも負荷がかからないのに、ビジネス的に完璧に成功しているところは超リスペクトしているけれど、「好きなブランド」と言われると違う。 

仕事上、さまざまなブランドを試します。自分の年齢や体型、顔立ち、テイストに合っている、というだけではなく「経験がキャリアになるからこそ」、いろいろなブランドやアイテムを。もちろん失敗もたくさんありますが、それが私の仕事にとって大事だからしょうがない。良いことも悪いことも、私の体験・経験・体感を通じてみなさまにお伝えしたいので、たくさんのおしゃれを試すようにしているのです。その中で精査した情報を信頼してくださるなら、「時間とお金の無駄をしなくてもすむ」のなら、本望です（笑）。

で、私の好きなブランドね。好き――「心が惹きつけられる」「気持ちにぴったりと合う」、という辞書の定義から考えると、この２つ。ATONとマディソンブルー。１枚１枚の服もそうだけれど、ディレクターの久﨑さん（ATON）、まりこさん（マディソンブルー）の「服との向き合い方」「お客様へのリスペクトと愛」「流行ではなくスタイルを提案する姿勢」「素材への感謝と探求心」に惹きつけられ、気持ちが合うような気がします。それは、私が編集者、スタイリストという立場だからかもしれません。だからこそ、伝えたい！ １枚の服にのせられた作り手のメッセージを。あれ、なんか話の方向性が変わってきたな（笑）。 着手（きて）としても伝え手としても、好きな、ということでしたね。 

さて、この夏も２つのブランドをたくさん体験しました。特に今年着たのが、ATONのピンクのスカートとマディソンブルーのシャツ。スカートは春の初め、シャツは昨年手に入れました。 ほんのりピンクは桜ピンク。久﨑さんは、子供の頃から眺めていた日本画の画集や図鑑からも、シーズンカラーのインスピレーションを得るのだそう。幼い頃から画集や図鑑が友達って！　すごいな。ブランドスタートの時から、「モードではなく、人に対するリスペクトゆえ」普通にジェンダーレスのアイテムが多いのも、彼の知性と優しさ、公平さを表しているようで、本当に本当に好き。 

マディソンブルーは、「6枚のシャツからスタート」し、私のファーストマディソンもシャツ！　自由で繊細で、インターナショナルで色っぽい。こんなシャツは、どこを探してもない気がする。まりこさんの印象そのもの。大人の女性のラグジュアリーはどういうことか――そんなことを教えてくれる気がするんです。マディソンブルーのシャツを着始めてから、もっとシャツが好きになったし、工夫もするようになりました。 と、好きな理由を挙げ始めると、もうきりがない。かなり長くなってしまう。ありがたいことに、久﨑さんもまりこさんも、AMARCでもたくさんお世話になっています。 今後、久﨑さんとのYouTube対談、まりこさんのmagazineの取材（ウェブでは既に一部公開しているので、こちらを見てね）も続々公開されますので、お楽しみに♡ 

【8月のプレミアム会員様向け、オンラインレッスンが決定！】

8月のプレミアム会員様向けのオンラインレッスンが決定！ 今回は、パーソナルトレーナーの高橋義人さんを講師としてお迎えし、「パーツ別！ 気になるところを徹底エクササイズ」を開催いたします。

ご自宅でもできる簡単なエクササイズを教えていただく予定ですので、奮ってご参加くださいませ！ レッスンの詳細や応募は、こちらから。