Life style 私と人生、「5つのマイルストーン」
2020年に突如として始まった新型コロナウィルスの流行。当たり前のようにできていたことができなくなり、人々の価値観や考え方を大いに揺さぶった。そんな中、高山さんは知人の紹介で夫となる安井達郎さんと出会う。
高山「穏やかな人だな、というのが達郎くんの第一印象。正直なところ、これまで私が惹かれてきたタイプとは違ったんですよね」
青木「都ちゃんは色気のある人に惹かれるからね(笑)」

高山「それは私も自覚しています(笑)。でも、この時は、いつもとは違うタイプだからこそ、この出会いを大切にしてみようと思ったんですよね。大失恋のあと、自分のステージを上げたくて、いろいろなことに挑戦してきたので、私自身も少しずつ変わり、自信がついてきた頃でした。
その時ふと、映画『ノッティングヒルの恋人』を思い出したんです。ヒュー・グラント演じる書店主と、ジュリア・ロバーツ演じるハリウッド女優。住む世界の違う二人が出会い、惹かれ合っていく物語で、最後のシーンもすっごく好き! だから私も、この出会いに賭けてみようと思ったんです」
青木「都ちゃんから積極的にアプローチしたの?」
高山「出会って10日くらいで達郎くんから告白してくれて。付き合い始めてから10か月後に入籍しました。達郎くんって、スローペースで慎重な人なんだけど、このときだけは展開が早くて。いまだに謎なんですよね」
なぜこれほどまで早かったのか気になった高山さんは、安井さんに聞いてみたことがある。すると、「僕だって決める時は決めるんだよ」と答えるだけで多くは語らなかったという。「彼なりに、6歳年上の私に対する責任感があったのかもしれない」と高山さんは推測するが、本当のところはわからないままだという。
高山「結婚して変わったのは、『帰る場所がある』と実感できて、肩の力が抜けるようになったこと。今までは一人で何もかも背負っていたけど、家に帰るとその荷物をドンと下ろせるし、ダメな自分だって見せられる。
あと、夫には、服選びや日々のちょっとしたことを、アドバイスすることも。私がちょっとだけお姉さんだから、『達郎くんはこうした方がかっこいいよ』『こういう場所には、こういうものを着ていこう』とか言って……(笑)」」
青木「”32歳の大失恋”のあとも、都ちゃんの恋愛話を聞いていたけれど、達郎くんとの出会いを知った時は、都ちゃんにとって大きな転機になると思ったんだよね」
高山「彼に変わってもらうだけじゃなくて、私も変わっていこうと思ったんです。今までと同じだと、また同じ失敗を繰り返してしまうから。
これまでの私はがむしゃらで、家に帰っても仕事を続けたり、インスタライブをしたりして、オンのスイッチが入ったままだったのね。一方の達郎くんは、ベースがオフ。オフの人と一緒にいると、自然と私もオフになれるんですよね」
高山さんは安井さんとの交際中、仕事や交友関係をセーブし、二人の時間を優先することにした。
高山「私は友達が多く、いつも意識が外に向いているタイプ。でも、達郎くんは、内に向かう人。だから、彼との関係を丁寧に育てるために、自分のペースを少し変えてみたんです。私たちは大人になってから出会い、結婚したからこそ、お互いに歩み寄りながら、二人にとって心地よい関係をつくっていけたのかな、と感じています」
▶︎ 次ページ
結婚から5年。
40代になった高山さんは……