Life style 私と人生、「5つのマイルストーン」
安井さんとの出会いをきっかけに、自分も変わろうと一歩踏み出した高山さん。その結果、19歳で上京してから常に走り続けてきた彼女に、肩の荷を下ろせる“帰る場所”ができた。結婚5年目を迎えた今も、二人の穏やかな暮らしを楽しむ一方、最近は心身の揺らぎを感じるようになったという。
高山「去年くらいから少しずつ変化を感じるようになって、これが先輩たちの言っていた“更年期の足音”なのかな? と思っています。イライラして達郎くんにつらく当たってしまうこともあるけど、『全部ホルモンのせい! 男性にも更年期があるんだからね』って言っています(笑)」
高山さんはそんな変化に戸惑いながらも、少しずつ受け入れるようにしている。フィトセラピー(植物を暮らしの中のセルフケアに生かす植物療法)のスクールに申し込むなど、自分の身体について知識を深めようとしているという。
高山「私は身体の悩みや更年期のことも包み隠さず話せるタイプだと思うし、言葉で表現したり、誰かに何かを伝えたりすることも得意。これまでの私は、『自分のため』『自分が輝きたい!』という思いで走ってきたけれど、最近は、他者のためという視点も必要なんじゃないかと思うようになりました」

青木「ただ、人の為って書いて“偽”だからね。自分たちの時代って、『人のために生きなさい』って教えられてきた傾向があるけれど、“風の時代”に入って変わったんだよね。『自分のために生きてます』という人に共感が集まる」
高山「確かに! 自分が幸せで豊かじゃないと、人に優しくできないですものね。ちゃんと自分を満たしたうえで、他者に優しくできる力も培っていきたい。そのためには、自分自身が自立していることも大切。しっかり働いて、誰かを元気にすることが最近の目標です」
スイッチをオフにできるようになったが、高山さんは歩みを止めたわけではなく、新しいことにも積極的に挑戦している。今年6月から始めたYouTubeチャンネル「高山都 miyakoto!?」もそのひとつだ。
高山「新しく耕す畑がなくなると、つまんなくなっちゃうんです。自分に飽きたら努力もしなくなるし、自分という畑も枯れていく。怠惰でいることは、自分を枯らすことだと思うから、常に新しい畑がないと……」
新しい挑戦を重ね、自分のフィールドを広げ続ける高山さん。その視線は、いつも“今”に向いている。
高山「固執はしないですね。全部過去ですから。私にとって『昨日は過去』なんです」
青木「その言葉、最高だね! “風の時代”は、今を一生懸命生きる時代でもあるからね。過去にとらわれたり、未来を不安かったりすることなく、目の前の自分に正直な都ちゃんは、今の時代に合った人なんだなって思う」
高山「生きていたら老いていくものだけれど、老いも味方につけられる人は魅力的だと思うんですよね。花だって、生き生きと咲いている時もいいけど、咲き終え、朽ちていく姿にも美しさがある。人生も花と同じように、その時々に美しさがあるんだと強く感じます。
だからきっと、その時々の自分だからこそ似合うファッションやメイクがあり、美しさがある。老いも、必要以上に恐れなくていいのかなって」

人生の数だけ、心に刻まれたマイルストーンがある。次回は、新たなゲストをお迎えして、また違う5つの節目をたどります。そこには、どんな選択と物語があるのでしょうか。

MIYAKO TAKAYAMA
「青木さんが、『白シャツって、自分が濁っていると似合わない』って仰っていて、やっぱりそうだなと。今日、私のこれまでのことを話すにあたって、白シャツを着て、クリーンな自分で、背筋を伸ばして話したいという気持ちがありました。だから、願掛けみたいな気分で、このシャツを選んだんです。しかも、イージーケア素材でシワになりにくいって最高ですね! シワなく着られるということは、自分の心を保つための安心材料になります。
そして、ジャンパースカート。私、子どもの頃からジャンパースカートが大好きなんです。このジャンパースカートは絶妙な着丈で、どんな身長の人にもしっくりくる。今日はロングブーツと合わせたけれど、ヒールやバレエシューズとも相性が良さそう。ネックラインのVカットが深く、スッキリとシャープに見えるのも◎。端正な印象になりますね!」



YOSHIFUMI AOKI’S COMMENT
「年齢を重ねると、”おしゃれで我慢”ができなくなるんですよね。若い時は、きつい服や着心地が悪くてもデザイン性の高い服を着ていたこともあったけれど。そういう意味で、このシャツ、パンツ、ジャケットは、どれも肌あたりが優しいし、シワにもなりにくくて、ストレスフリー。
あと、”迷ったらワントーン”にすれば、とにかくおしゃれに見えます! ただ、ワントーンでキレイに整うものって意外と少ないので、同じブランドで揃えるのはおすすめ。このソージュkのセットは、まさにパーフェクト! シャツとジャケットが同じ素材、というのも珍しいですしね。
スニーカーは少しトーンを変えたグレーで抜けを意識。ソージュって、メンズが着られる服もあるんですね。しかも、森下公則さんがデザイナーなのだとか! 今度、ゆっくりチェックしてみようと思います」



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※本記事内の過去写真は、高山都さんよりご提供いただきました。
Photos / Tomoko Meguro
Hair&Make-up / Aya Murakami(Miyako Takayama)
Styling /Aiko Ishihara
Text / Akiko Yoshikawa
Edit /Ayako Suzuki(AMARC)