知られざる『安藤さんの魅力』をシェアしたいと、AMARC編集長の大草直子が自ら発案した【安藤優子 meets NEW6ブランド】企画。その番外編を、全2回に渡ってお届けしています。番外編でクローズアップするのは、本編ではお伝えしきれなかった大草直子流の小物合わせ術。今回フィーチャーするのは、バッグとシューズです。
bag
ヴァレクストラの名品「イジィデ」
コントラストの効いた配色で、
意思を感じさせて
本編でも「クラシカルな印象を持つツイードの洋服には、フォルムのしっかりした四角いバッグがマッチする」と語っていた大草。ヴァレクストラのアイコンバッグである「イジィデ」 は大草自身も愛用している名品。ピラミッド型の”黄金比”を用いた美しいシェイプは、職人の手によってひとつひとつ丁寧に作られ、その証が、バッグの内側にシリアルナンバーとして刻まれています。今回選んだ、ミニ イジィデ キアロスクーロは、ホワイトとブラックのコントラストを効かせた配色。創立から80年以上たつブランドの歴史に敬意を表しながらも、前進を続ける「意思」を感じさせるカラリングは、自然と持つ人の背筋を伸ばし、凛とした印象を与えてくれます。
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クラフツマンシップが光る、
緻密なディテール。
ジュエリー感覚で持ちたい、
デルヴォーの「タンペート」
ジュエリー&時計編でもクローズアップした、こちらのコーディネート。「揺れるピアスが唯一のジュエリー」としたのは、実は、このバッグがあったから。上質な漆黒のレザーを背景に、花火のように散りばめられたゴールドのパーツ。職人の”美しい手”を感じさせる逸品は、物を入れて運ぶ「バッグ」という役割だけでなく、ジュエリーピースのような存在感を放ちます。「タンペート」は、「ブリヨン」とならぶ、デルヴォーのアイコンバッグのひとつですが、持つ人の前に立つことなく、装いを華やかに彩るエターナルな名品。「本物」を求める人にふさわしいバッグです。
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ロックでいて繊細。
類いない輝きを放つ、
ラバンヌの「1969」
ラバンヌを代表する「1969」シリーズのバッグは、その名のとおり、1969年に登場。以来、ファッションの目利きたちに愛され続けています。メタルパーツを連結させたアバンギャルドなデザインは、それを実現する職人技があってこそ。型にはまらない「攻め」のムードがありながらも、持ち方によってしなやかに形を変える繊細さも持ち合わせた、アート作品のような傑作からは、バッグやジュエリーといったカテゴリーを超えた魅力が漂います。大草は、このバッグを軸に、シューズもボリュームのあるものではなく、華奢なパンプスを合わせた、と語っていました。
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shoes
洗練されたフォルムにあしらわれた
ジェムストーンに視線集中。
着こなしに彩と遊び添える、
ジャンヴィト ロッシのショートブーツ
ツイードのセットアップの”ハズし”として投入したのが、こちらのショートブーツ。大草いわく「安藤さんの細くて、筋肉の筋が見える”筋脚”には、ブーツくらい重さがあるものを合わせるとバランスよくまとまる」のだとか。8.5cmの美しいスティレットヒールを携えた一足には、Gianvito Rossi が自らデザインしたという、大きなジェムストーンがあしらわれています。ミニマルな中に、彩を添え、遊びを感じさせてくれるショートブーツ。今回のようなスカートスタイルはもちろん、パンツスタイルのときにも、アクセントとして効いてくれます。
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いわゆる「小物」といわれるアイテムたちの、大草直子流のコーディネート術。いかがでしたか? よく大草も「『小物』と言うなかれ」と語っている、ジュエリーや時計、バッグやシューズ。装いのスパイスやハズしとして欠かせなかったり、ときに主役になったりもするアイテムでもあります。ぜひ、参考にしていただき、自分らしいおしゃれを楽しんでいただけたら嬉しいです。
次回は、いよいよ最終回。安藤さんと大草さんのファッション談義をお届けします。お楽しみに。
※本ページに掲載している価格は、税込価格になります。
※価格は掲載当時の価格です。
※ショップリストはこちらからどうぞ。
Photographs / Akira Maeda(MAETTICO)
Model / Yuko Ando
Hair & Make-up / Yukio Mori(ROI)
Styling / Naoko Okusa(AMARC)
Edit & Text/Ayako Suzuki(AMARC)
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