
しばらく、その存在を、手の温もりを、忘れていた「ラルフローレン」。正統のアメリカントラッドが年齢的に難しい時期を迎えていたようで。着ると「東海岸のおっかさん」みたいになる気がして、しばらく距離を置いていたのですが。
ああ、私はやっぱり「ラルフが好きだなあ」と思ったのが、この秋。だって、初めて着たのは中学生の頃です。父の海外出張のお土産にもらったポロシャツだったと思います。そして高校生の頃は、着ては自分で洗濯し、またすぐ着て洗濯し――というように、私服の高校だったからか、ある意味制服のように愛用していました。ポロシャツ、ソックス、チェックのスカートにチェックのジャケット。ボタンダウンのシャツやバッグだって。お小遣いがたまると、レギュラーラインは高いので、キッズラインの160cmを少しずつ集めていました。
そんな蜜月(笑)を思い出したのが、代官山。
ポロラルフローレン代官山がいつの間にかできていた~~~。仕事の途中で通りがかり、次の取材までの20分でクイックショッピング。わ、ポロラルフローレン、こんなに「今っぽくなっていた」なんて。

どっしりと地に足が付いた、アメリカントラッドはそのまま、今っぽさやストリート感が加わり、何だか「新鮮なラルフ」になっていました。本物やオリジナルは、一周廻ってまた戻ってくる、という感じでしょうか。
この日は、ロゴが大きく配されたフィールドコートを買いました。先日の新著の撮影にも登場し、これから大事に着たいな、と思っています。もしかしたら女子大生の長女や、背はとうに私を抜いた、中学生の長男ともシェアできるかな、と思っています。

デザイナー、「ラルフローレン」の人生をなぞるように、成長し、拡大してきたラルフローレン。それぞれのラインのターゲットがとても細かく分かれていた印象だったけれど。今は、「ラルフローレン熟練者」も、最近知ったという若い方も。どんな世代やテイストのファンも受け入れてくれる感じが、「今っぽくて」とても良いなあ、と改めて感じました♡
STYLING ITEM
コート/ポロラルフローレン
ニット/コス
スカート/ザラ
バッグ/シーズンスタイルラボ