
今回の出張のメインの目的の1つがミラノデザインウィークに先立ち開催された「ブチェラッティ・ロッソ・マラヴィリア」に参加すること。ご一緒させて頂いた、『婦人画報』のトミー(富澤幸子副編集長♡)と、『ELLE JAPON』の中村昭子ちゃん、ブチェラッティ ジャパンの橋本さんと、少しドキドキしながら行ってきました。

本社ビルの屋上に、突如現れたのは、真っ赤な世界。建築家のミケーレ・デ・ルッキによるインスタレーションは、超モダン。けれど、そこかしこに、オーガニックなボタニカルストリートが。これは、LAを拠点に活躍するリリー・クウォンによるもので、テクノロジーとアナログのミックスマッチが、エキサイティングに、そして温かく会場を包みます。この、スピード感とウォーミーな感じが、やっぱり海外って面白いんだよなあ。伝統と革新——ブチェラッティのジュエリーにも通じるものがある。そして、広いスペースには、イタリアらしいロングテーブルがしつらえられ、初めて会う隣りの人と笑い転げたり、次に会う約束をしたり。こんなに、クロースでフレンドリーなフォーマルディナーは初めて(笑)。世界各国から集まったゲスト100人は、それぞれに個性的で素敵で。「ああああ、楽しかった♡♡」


あ、もちろん、テーブルセットは、ブチェラッティのシルバーウェア。赤とシルバー、そしていくつものグラスが、立体的で奥行きのある空気を作っていました。なんて素敵なんだ。

そうそう、こんな日に選んだのは、ワンピースでもスーツでもなく、自分らしくいられるコーディネート。ドレスコードは、スマートカジュアル。これ、一番難しい(笑)。まずは、真っ先に目を惹くシルバーのマキシスカートを手に取りました。日本のブランド、デパリエのもので、しっかり長さがあるのでフォーマル感もありながら、遊び心もあって、夜闇にも沈まないかなあ、と! そして合わせるジャケットは、実は黒のテーラードを用意していたのですが、かしこまりすぎるんだよなあ、と思っていたら。ロンドンで何軒も探して歩いた、YSLのジャケットが、モンテナポレオーネ通りのブティックにあったので、それを買って、即着ました(笑)。パワーショルダー、少し短めの袖丈、ボクシーなシルエット――スカートにぴったりじゃん(笑)。ウール素材ですが、ヨーロッパでは、ウールもカシミヤも通年活躍する素材なので、4月のパーティは、シルク、コットン、カシミヤ、シルク、ウール……と、さまざまな素材が咲き乱れていました。
と、こんな感じで興奮冷めやらぬミラノ最終日に、これを書いています。この後、カプリ島へ向かいます! またリポートしますね♡