Blog大草直子の毎日AMARC
週の半ばに差し掛かり、疲れが出てくる水曜日。そんな水曜日は、身体をリセットできるレシピをご紹介。教えてくれるのは、料理家の山脇りこさんです。気軽に手軽に、3つ以内の食材、3つ以内のステップで作れる「身体リセット3×3レシピ」をお届けします。
アスパラガスの季節です。近年は国内でのホワイトアスパラガスの生産量が“再び”増えて手にはいりやすくなりました。再び、と書いたは、実は先にホワイトアスパラガスが全盛だったから。
昭和のコンビネーションサラダのスタメン、缶詰のアスパラガスを覚えていませんか? あの缶詰をつくるため大正末期にははじまっていたホワイトアスパラガス栽培、一方グリーンは1970年代から増えてきたのだそうです。
ちなみに、ご存知の通り、同じ品種。土を盛り日光に当てずに育てるとホワイトに、陽を浴びると緑に。今回はちょっと懐かしいあの缶詰の食感のマリネです。
【材料(作りやすい分量)】
・ホワイトアスパラガス 5本
・レモン 半個
・フルーツトマト 1個
【調味料ほか】
*塩 小さじ1
*水 カップ2
*白ワイン(または酒)大さじ1
【レシピ】
1. ホワイトアスパラガスは太目で筋が気になればピーラーで根の側から薄くむく。半分に切る。鍋にいれて、*を入れて中火にかけて柔らかめにゆでる。そのまま冷ます。
2. 保存容器に、アスパラと1のゆで汁1/3、レモン汁半個分を加えて、冷蔵庫で冷やす。
3. トマトは7mmのダイス状に切る。塩(分量外)ふたつまみをふってあえる。皿に2のアスパラをならべて、トマトをこんもりとそえる。
※輪切りにしたレモンを添えました。
Naoko’s comment
ホワイトアスパラガス、そうなんですね! 日光を当てないと、白くなるのねー。黄ニラと同じ、論理(笑)。今年は暑くなるのが早いみたい。さらに、平年より暑い。ていうか、もう熱帯です。そんな蒸し暑い日にもピッタリ。目からも、元気になるようです。
Profile
山脇りこ
料理家。最新刊は「50歳からのごきげんひとり旅」(大和書房)。50歳からゆるりとはじめた、自分を満たすひとり旅について綴った初の書下ろし本。本連載をまとめた『疲れていてもこれならできそう! #食材3つ #3ステップで完成 毎日食べたい かんたん3×3レシピ 』 も絶賛発売中。代官山で料理教室<リコズキッチン>主宰。「きょうの料理」「あさイチ」(NHK)などのテレビ、ラジオ、新聞、雑誌で家にある調味料でできて作りやすく、気取りすぎない、食べあきない家庭料理を紹介している。『台湾スープ ~ ぜんぶ日本の材料でできる、おうちで味わう台湾気分』(誠文堂新光社)や、『いとしの自家製』(ぴあ)、『明日から、料理上手』(小学館)、『1週間のつくりおき』(ぴあ)など著書多数。
Instagram @yamawakiriko