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2021.05.04

【美の賢者がアンサー!】美容のお悩み一問一答〜若い頃からの日焼けにより、乾燥やシワが!〜


G.W.特別企画「美容のお悩み一問一答」! 二人の美の賢者、インスタグラムフォロワー数が4万人を超える、大人気ファッション・ビューティーライターの川上桃子さんと、予約が取れないことで有名な、「加藤クリニック麻布」の人気美容外科医の市原佑紀先生に、事前に寄せられた質問にお答えいただきました。桃子さんからはホームケア、市原先生からは美容医療の観点で、お二人の知見を伺いましたので、ぜひ、参考にしてみてください!

Q.若い頃、一年中日焼けをしながらもスキンケアを怠っていました。40代後半になり、乾燥やシミなど猛スピードで劣化が。UV下地を使い、ファンデーションはウォータープルーフ。サプリなど様々なものに手を出しています。でも、結局のところ何がいいか分からなくなってしまいました。おすすめのケアと、日焼け後のケアを教えてください。(51歳

\Momoko Dr.Ichihara’s
Answer/

クリニックに行こう!
(この方の場合は……)

日焼けのダメージは予防が何よりも大切! この方は残念ながら何十年もケアをしなかったことで、猛スピードで劣化が進んでしまっていることはご自身も気づいてらっしゃる。ここまでくると、老化も進む中ご自身のホームケアだけで改善するというのは、残念ながら難しい(涙)。しかも、既にいろいろなものを試して効果が無いとのこと……。今こそクリニックの扉を叩く時です! そして、UV下地とウォータープルーフファンデーションをお使いということであれば、乾燥は避けられません。あえていうならポーラのB.Aクレ・ド・ポー ボーテ」などの保湿に優れたエイジングケアの化粧品をライン使いするのは効果があると思います。あと、プラス美容医療!

そうですね、この方は今以上の改善を求めるのであればクリニックをおすすめしますね。美白に対してできることは、ホームケア、クリニックと大きく分かれます。また、点滴、内服、外用、機械治療と分けることができます。内服ではビタミンCトラネキサム酸ビタミンE。外用であればハイドロキノンコウジ酸システアミン、抗酸化物質。点滴であればグルタチオン点滴高濃度ビタミンC、レーザーであればトーニングなどがあります。どこまでの効果を期待するかによって処置も変わってきますので、ゴール設定が大切ですね。

今後の日焼け対策として、まず、日焼け止めは汗の流れを考えて3時間おきに塗り直しましょう。内服の飲む日焼け止めと謳われているものを飲んでいたとしても、塗る日焼け止めは必須。その対策をした上で日焼けをしてしまった場合、日焼け後すぐは肌が炎症している状態なので、まずは鎮静することが大切です。この時には、クリニックでもできる処置が限られており、先ほど挙げた高濃度ビタミンCの点滴やグルタチオン注射、イオン導入といったビタミンCを導入する処置をして鎮静を促します。そして日焼けが落ち着いてきた頃、気になるシミには、少しづつレーザーを重ねるのが効果的だと思います。まずは何より、しっかりと遮光をすること、スキンケアでは保湿をすることが重要です。


Column

お二人の日焼けケアは?


桃子さんは、もちろんしっかりと対策を日頃からされているそうですが、やはりロケなどで焼けてしまうこともあるそう。その場合は「トランシーノ」の美白マスクを使ったり、ビタミンCを内服したりするそう。高濃度のビタミンCが配合された「ドクターシーラボ」のローション、「オバジ」の美容液も効果があったそうです。程度にもよりますが、ビタミンCを導入する点滴をすることもあるのだとか。

(左)うっかり浴びてしまった紫外線、その日のうちにケアを。 トランシーノ 薬用ホワイトニングフェイシャルマスクEX【医薬部外品】〈20mL×4枚〉¥1,980(編集部調べ)/第一三共ヘルスケア(トランシーノ相談室)Tel:0120−013−416  (中)高濃度ビタミンCと浸透発酵コラーゲン配合でなめらかでハリのある素肌に。 ドクターシーラボ VC100エッセンスローションEX〈150ml〉¥5,170/ドクターシーラボ Tel:0120−371−217 (右)ピュアビタミンCの力を極限まで高めて、ありとあらゆる肌悩みにアプローチ。 オバジ オバジC25セラム ネオ〈12ml〉¥11,000/オバジコール Tel:03−5442−6098

市原先生は、炎症を鎮静させる効果があるものを内服するそう。以前「肝斑」の回でも紹介したトラネキサム酸。そもそも炎症がメラニンを発生させるので、日焼け後の炎症した肌にもこのトラネキサム酸は効果があるのだとか。他には、同じく炎症を鎮静させる効果のあるビタミンCや、抗酸化作用のあるビタミンEを積極的に摂るようにしているとのこと。内服以外に、肌にも直接ビタミンCを塗り、レチノール(ビタミンA)などの刺激の強いものはお休みするそうです。

いかがでしたか? 長年蓄積された日焼けはクリニックの力を借りるのが良さそうですが、桃子さんおすすめの3点はドラッグストアでも買えて、効果が期待できるなんて、試してみたくなりますね。さて、いよいよ折り返し地点に来ました「一問一答」。 次回は「目の周りのくすみ」について伺いました。これまでとは違ったアプローチに、編集部一同「納得」の声。ご期待ください!

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Profile

川上 桃子

STORY、美STなどで活躍するファッション、ビューティーライター。インスタライブが人気で、オンラインサロンは1000人超え。初の著者「モモ語録」(光文社)が5月26日発売予定。
Instagram:@momoko.kawakami.29


市原 佑紀
日本形成外科学会 形成外科専門医
「加藤クリニック麻布」常勤医
アンチエイジングを中心に、侵襲的な手術から、注入系、レーザーなど多岐に渡り、自然美を追求した美容医療を提供しております。
Instagram : @prs_yuki

※本ページに掲載している価格は、すべて税込みになります。

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