インドの街は、色で表現されることが多い。例えば、ジャイプールは「Pink city」、「White city」はウダイプル。そしてその通り、街角やストリートは、その色で溢れています。それに限らず、総じてインドはカラフル。影もあるから、その色は、深く濃く、人の心に残ります。イエローやピンク、グリーンも、「1滴の黒」が含まれていて、少し墨っぽくなるのも、この国の色出しの特徴です。
正直に言って、道はありえないほど汚いし、空気もガスっぽく埃だらけ。物乞いの子供たちや、道に寝ている路上生活者も多い。けれど、彼らが雨露をしのぐ木には、あでやかなブーゲンビリアが咲き誇り、ノールール(インド式のルールはある)で爆走するバイクをよけた鼻先を、ジャスミンの香りがかすめる。なんだろう、全部が良い意味でも悪い意味でもむきだし。
インドに住んで10年になる日本人の女性に、この旅でとてもお世話になったので、「ありがとうございました。気持ちも身体も思考も、ずいぶんと緩みました」とラインしたら、「インドに来ると、五感がとぎすまされんです。直子さんは、インドに肌が合うんでしょうね」と言われました。
新しいプロジェクトも始まりそうです。また日本で頑張ります! 週末インスタライブできるかな。買ってきたものをご紹介しますね。